2021年05月28日 こころ院長ブログ
災害対策として、せっかくだから、いろいろ考えています。災害時に困るのは、水、食料、電気、ガソリン、ガス、寒暖。。。寒暖は、電気やガス、灯油などがあれば対処できます。多くのパターンを想定して、ポータブルの灯油ファンヒーターを数台、電池式の灯油だるまストーブも所有しています。水に関しては、アクアクララを使用しているので、常時、ストックとして、10本くらいあります。ガソリンについては、往診、訪問看護、リハビリなどに重要となるので、今のうちに、ガソリンスタンドさんと何らかの契約や相談をしておくほうがよさそうですね。ストックするのは危なすぎる。
さて、電気です。新築工事中なので、何かするなら今がチャンス。チャンスタイム。なので、いろいろ考えていました。一番単純なのは、ソーラーパネル+蓄電池。ほとんどの施設や学校、会社などでは、このタイプになるのでしょうか。日常の電気の自給や売電なども考えると、お得感がありますね、また地球にも優しい。太陽エネルギーは無限だし。しかし、いざ計画してみると導入コストが高く、ランニングコストもかかります、パネルの性能は上がっているものの、その寿命のことも考慮すると、お得というよりは、電気の確保、という面で考えるべきでしょうか。ただし、太陽光は、今のところ、停電時には使えないことがあります。太陽光エネルギーを使うのに電気を消費するらしく、停電時には使えないことがあるとか。また、曇りや北国では雪の日には、電力が落ちるし、夜間には発電できないので足りなくなるかも。蓄電池も劣化しますし。
そこで、当クリニックで考えているのは、日常時も非日常時も同様に会社のためになり、かつ、昼も夜も安定的に電力が供給でき、機械の交換も他のシステムに比べて安価と考えられるかな、という案。それは、PHEVです。PHEVを2~3台、診療もしくは看護・リハビリなどの診療カーとして、利用することです。日常時は、若干高めの社用車として、実務できるし、メンテナンスもできます。非常時には、こちらを非常電源として電気を供給します。EVではなくなぜPHEVか。それは、PHEVには、SUVなどの4WDがあるから。雪国の訪問では、EVは2WDであり、性能的にはガソリン車に劣る。また、EVは電気を充電しないといけないけれど、PHEVは充電でもガソリンでも電気を生み出せるので、ガソリンが確保できれば、延々と発電できます。また、場所を移動できる電源としても活躍できるので、避難所などにも行けます。これらを活躍させるために、新施設に初めから電力充電、供給システムを組み込むことを検討しています。行く行くは、ウサギ車も軽のEVやPHEVに変更していくことを考えています。危機管理は、常に先の先をみて、予想し、対策していることが重要です。