医師会をたたいても、仕方ない・・・

2021年05月17日 こころ院長ブログ

日本医師会は、医師のあつまりですが、医師会をたたいたり、トップの総辞職を求めたり、あんまり意味がない。日本は、ネット民やメディアはすぐに、辞職を求めますが、辞職って、やめる人も、そのあとを繕う人も、すごく大変。その後の業務もガッツり増えて、遅れます。そんなことより、今の対策をしっかりでしょ。別に肩を持つわけではないですが、500人定員の部屋に100人。50000人のスタジアムに10000人、100人のライブハウスに20人、10人定員の定食屋に2人、という割合のようですが。密かといわれると、ヒトの配置による、といった感じでしょうか。あとは、参加者が、ワクチン接種済みかどうか。接種済みなら、アメリカならマスクなしでもOKとなっているところもあります。現実には、接種後もマスクをしていたほうが、イイかと思いますが。当然、サージカルマスクはされていたのだと思います。先日も、どこかでライブコンサートみたいののありましたが、そっちの方がいっぱい密になっているような。もちろん、政治資金パーティって、私みたいなもんには、不要不急かどうか、さっぱりわからんちんです。要は、必要性とタイミングの問題なのかな。メディアは相変わらず、権力や地位のある人をひきずり下ろすことで、標的を作ることで国民の怒りやストレスを発散させようとしているのか、ワクチン問題やオリンピック問題などから目線をそらさせようとしているのか。
 誤解なきよう。日本医師会は、別に悪いことはしていない。日々、各各の市区町村で役員が集まり(役員報酬があるわけでもありません)、毎月、今後の医療について、現在の医療について、この地区の医療の問題や今後についてなどを真剣に考え、話し合っています。皆さん、日常診療の合間を縫って、自分や家族を犠牲にして、残業しています。また、医師会が、病院の、クリニックのために政治的なことをするために集まっている、医者のために。。。って、批判されている方もいますが、ダメですか?誰かが、病院や医師の人権を守ったり、報酬を守ったり、病院がつぶれないように診療報酬が、単なる国家予算の削減のために下げられないように、国会の方に出て行ってはダメでしょうか?診療報酬が下がれば、やればやるほど赤字になる医療行為が生まれ、赤字になるなら本来はやったほうがいいけどやらない、なんて選択肢も生まれてしまうかもしれませんよ。看護協会、ボクシング協会、相撲協会、教育委員会、経団連、オリンピック協会・・・、それぞれの分野に、科目に、教会や委員会がいて、それぞれの分野の人の利益や人権のために働いていますよね。医者だって、看護師だって、一人の国民で、一労働者です。目の前に病気の方、けがをしている方がいたりするので、自分を家族を犠牲にしても、頑張ってしまうわけです。そんな日々に、自分の人権や労働環境、診療報酬を改善してもらう運動なんて、なかなかできないんです。それを、会の代表が、必ずしも総意ではないけれども、国にもっていくわけです。現場との感覚のずれがあったりしますが、それは、会の中で何とかしていくべきことだと思います。こんなゴシップ記事で、ワクチンは必要ない、打つべきではない、もともとコロナウィルスなんでない、陰謀だ・・・見たいな国民を扇動するような情報も飛び交っています。でも、そうしたら、ここ1年世界中で1億人以上がわずらい、多くの人が重症化、死亡してきたこの現象は、毎日毎日、命がけで最前線で働き続けている、医師、看護師、医療従事者、救急隊、自衛隊、保健所職員・・・・は、いったい何と戦ってきたというのでしょうか。表現の自由は、守られるべきですが、なんでもかんでも言えばいい、ということではないかと思います。