2021年05月04日 こころ院長ブログ
現在の感染拡大を抑えるには、来るべきコロナワクチン接種の一般接種が、効率よく行われるかがカギとなりそう。効率とは、接種する人数をとにかく増やすことと、抑えるべき火種をいち早く抑えること。接種人数を増やすには、地域のかかりつけ医と集団接種が柱となりそう。現在の方針は、その両方で、とにかく、高リスクな高齢者、持病のある方を優先的に接種するとのことですが、最大効率を求めるなら、現在感染拡大の火の手の火種になっている、若年層の予防接種を早めに行うことも大事なのでは?と思います。集団接種は、特に大都市圏で有効そうで、会場に行ける高齢者および若年層にバンバン接種したらいいと思います。高齢者は、かかりつけ医がいることが多いと思いますので、かかりつけ医がいる方は、そちらでどんどん打っていく。国が言うようにワクチン確保は十分であれば、あとは、打つ側のマンパワーによるところなので、かかりつけ医は、普段診療している方を担当し、残りの方は集団接種会場でバシバシ打っていけば、かなり効率的に接種できるのではないでしょうか。ただ、やはり、今、まさに感染拡大している若年層を後回しにするのは、今後の感染拡大抑制や日本経済のためにも、どうなのかなぁ、と個人的には思いました。若者後回し作戦は、江戸の火消しの、燃えている家はあきらめ、周囲の延焼しそうな家をぶち壊して、火事を最小限にする方法を勝手にイメージが傘なんて感じます。それもいいですが、同時に、現在の消防のように今まさに燃えている家に、放水するのも大事なのかな、と感じます。同時進行じゃ、ダメなんでしょうかね。通常、診療の合間に接種していけば、外来患者さんは、概ね1~2ヶ月で1周するので、かかりつけ患者さんは打ち終わる計算です。合間に、かかりつけ出ない近隣お方もカバーできそうです。ものすごく外来が混んでいるクリニックでは、現実的には難しいかもしれませんが。そうであれば、集団接種会場の枠の一部で、若年層も早めに打っていいてもいいのかなと、小者ながらに考えるわけです。