猫社長の理想の訪問看護ステーション

2021年04月23日 こころ院長ブログ

猫社長の理想の訪問看護ステーションとは、いろいろな意味での理想がありますが、勤労環境としては、24時間365日、在宅患者さんの支えになりたい、というもの。理想論です。現実的には、完全にそこまでは難しいかもしれません。それでも、現在の訪問看護業界の風潮は、その理想に逆行しているようにも思います。これからは、訪問看護も飽和しており、ただやっているだけではだめ、サービスの質を選ばれていく時代です。
 とはいえ、訪問看護ステーションこころは、まだ、生まれたて。仲間がもう少し揃うまでは、理想はあくまで理想。もう少しお待ちください。
 理想的には、土日祝日も平常営業。オンコールは、とにかく駆けつける。土日の訪問看護の依頼も受ける。いわゆる、”在宅支援訪問看護ステーション”です。
 業界に詳しくない方は、あれ?普通じゃね?って思いますよね。普通じゃないんです。最近の風潮は、訪問看護ステーションは、土日はお休みです。緊急対応はしてくれるところがほとんどですが、実は、土日に来てほしいんですといっても、お休みですので土日は契約できません、といわれることが多いんです。でも、ほかのサービスも休みだったりするので、土日にこそ来てほしいのに、という本人やご家族の希望をよくうかがいます。なので、病院の看護婦さんのシフト勤務と同様に、訪問看護ステーションこころでは、土日も含めたシフト勤務を敷いて、土日にも平常運転することを目指しています。もちろん祝日も平常運転します。それにより、実は土日祝日の待機登板の人が、通常の待機と同様の勤務になり、待機が楽になるというメリットもあります。もう一つは、オンコールに対する迅速なフットワークの軽い対応です。これを実現するには、オンコール係の看護師の”活きの良さ”と”患者さんのために”というメンタルにかかっています。後者については、それを持ち合わせている看護師しか雇わないので、大丈夫です。前者については、シフトが大事です。通常の訪問看護ステーションでは、日勤→待機→午前日勤または日勤→休みの感じが多いのかな?これでは、疲弊して、ちょっとしたことでは、電話対応で済ましてしまいそうになるのもわからなくもないです。そこで、訪問看護ステーションこころでは、基本的に待機の係の人は、週5日勤務のうちの1日を待機のみとして、待機勤務集中してもらうシフトをおそらく日本初?計画しています。それにより、待機時間にも元気な看護婦さんが親身になって駆け付けてくれるので、安心した在宅生活が送れそうですようね。
 訪問看護ステーションの”働き方革命”ともいえる、猫社長式訪問看護ステーション シフトが、あとは長期的な経営的問題をクリアできれば、日本のスタンダードな労働条件になっていくのではないか、と考えています。
 とはいえ、まずは、予定通りの充実したスタッフが集まることが先決ですけどね。