2021年03月12日 こころ院長ブログ
もっとも重要なことの一つですが、在宅先生は、患者さんにはたいてい優しいです。そもそも在宅をやろうと思ったきっかけが、外来だけでは経営が成り立たない、などの理由でなければ、在宅で最期をという熱い気持ちを少なからず持っている先生方が多いので、在宅医療に携わる先生方は、比較的志が高いことが多いです。が、医師にありがちなのは、患者さんには優しいけど、医療従事者、スタッフに怖かったり、厳しかったり、話しかけづらかったりすることが、かなり多いです。責任を取る立場、決定をする立場、お伺いを立てられる立場、などの要因もありますが、長年の医師生活の中で、先生と呼ばれる職種にありがちな、若干、傲慢な、横柄な、高圧的な、そんな気質を持った医師は、ほかの職種に比べて比較的多いと思います。そうなると、社内の風潮や他事業所との連携などにもかかわります。話しかけづらい、頼みづらいから、サービスが低下する、リスクが上がる、その他、不利益を生み出す要因となります。卑下する必要はなく、相手に対して敬意を持つということです。ハラスメント防止については、今回の介護報酬改定でも取り上げられていました。しかし、研修会や勉強会、独学なども含め、わかりました。ハラスメントは言動をどうにかすれば、なくなる、防げるものではありません。なぜなら、相手方の取り方次第でハラスメントか否か、が決まるからです。だどすれば、言動は気を付けるとして、ハラスメントととられないような、お互いの人間関係性を築くしかありません。それには、医療業界において、一応、一番上の存在として認識されている医師が、敬意をもって多職種と人間関係を構築していけば、良いクリニックになると考えます。(持論)(=^・・^=)