日本全国的に訪問診療、訪問看護、訪問リハビリの需要増加

2021年01月14日 こころ院長ブログ

日本全国的に訪問診療、訪問看護、訪問リハビリの需要増加しています。入院や入所では、面会制限があり、場合によっては会えないまま・・・ということも心配され、各クリニック、事業所に問い合わせが、全国的に殺到しているようです。現状、実は訪問診療や訪問看護、訪問リハビリテーションの供給に関しては、現場からはそんなに足りていないとは感じません。また、ややコロナの影響で失速しましたが、引き続き新規開業されているクリニックや事業所がいっぱいあります。なので、クリニックや事業所選びは、しっかりしましょう。訪問診療にただ来てくれて、処方してくれて、看取ってくれる、それだけでクリニックを選ばないように。訪問診療は、あまり知られていませんが、クリニックによって、方針も特徴もサービス内容も得意分野も全然違います。あっという間に看取っていくところ、長生きするところ、手厚いところ、わりかしドライな感じのところ、何にもしないで経過観察していくところ、積極的に治療アプローチするところ、ある程度治療アプローチするところ、親しみやすいところ、威厳のあるところ、医師がいっぱいいるところ、医師が一人しかいないところ、看護師がいっぱいいるところ、少ないところ、いないところ、相談員がいるところ、いないところ、自分のところに訪問看護や訪問リハビリ、訪問介護やケアマネージャーを備えているところ、一部備えているところ、いないところ、緊急時にすぐ来てくれるところ、来ることを渋るところ、夜間でも看取ってくれるところ、夜間は来ずに朝に看取ってくれるところ、外来もしっかりやっているところ、外来はほとんどやっていないところ、ほかの事業所といい連携ができているところ、あまりうまく連携がとれていないところ、緊急時に必要なら入院を勧めてくれるところ、入院はさせたがらないところ、退院したらすぐに様子を見に来てくれるところ、1~2週間後に初見にくるところ・・・。あげれば、いくらでもあります。人が作る組織なので、個性は千差万別です。こういったことは、実際は、なかなかわかりません。ケアマネージャーさんに相談しても、ここまでのことは、一部しかわかりません。なので、あとは、フィーリングも大事です。まずは慎重にできる限りの情報を得て、まず、依頼します。その後、ん?と思うことがあり、それが、変だな?に代わってきたら、訪問診療や訪問サービスを行っている組織はいっぱいあるんだ、ということを思い出して、セカンドオピニオンをかけてみることも選択肢として頭に入れておくといいかもしれません。必ずしもですが、お家で最期まで・・・と考えて訪問サービスを依頼されたのなら、できれば満足のいくサービスの提供をうけられた方がいいですよね。ただし、近年よくありますが、医業はサービス業ですが、世にはびこる、間違ったお客さん意識のようなもの、お客様は神様だ、というようなスタンスは絶対に取らないでください。医師も看護師も療法士もケアマネさんもみんな、人間ですので、高圧的に無理難題や非常識な要求、命令的なことや脅し、マウンティングのような言動をされれば、不快感を持ちます。不快感を持ったサービスマンのサービス提供内容は質が落ちます。お互いに気持ちよく在宅生活を支えていくためには、良好な関係性が築けるかどうか、がとても重要です。よりよい在宅生活をエンジョイするために、クリニック、事業所選びと医療スタッフとの関係性づくりについて、考えてみてください。