組織改革

2021年01月13日 こころ院長ブログ

当クリニックの組織改革を着々と進めています。当クリニックは、社長を中心に、ほかのスタッフが、フラットな関係性で、個々に目的と責任感をもって、行動、発案、提案、議論し、よりよい地域医療と組織運営をすることを目標にしています。もともと医療者会は、最初からピラミッド型の組織運営の中で教育されているため、なかなかそれ以外の組織になじみにくいところがありますが、ピラミッド型では、さらに上の組織を目指せません。そこで、本年より、社長およびその補佐となる事務長以外の役職を置かないことにしました。降格処分、という事ではなく、そもそも、役職のポストがなくなった、という事です。これにより、すべての同職種のスタッフおよび異職種間の上下関係は無く、同僚としてお互いに敬意と礼節をもった関係性で、フラットに情報交換、提案、協力要請・提供、その他の組織業務にあたっていくことになります。現在、所属しているスタッフは、それができるくらいの心根がよい、優れたスタッフだと考えています。上下関係がないことで、ハラスメントが起こるリスクもかなり軽減します。人は、どうしてもマウンティングのような、いじめのような構図を作りたがるものです。幼稚園や小学校ですら、当たり前のようにおこります。それを起こさないために、大人の対応、相手の心のことを想いやること、礼節と敬意を持つこと、自分が他人より優れていることを知らしめたいという欲求を抑えること、みんなで力を合わせて地域のために貢献するという目的を忘れない事、他人の幸せは自分の損でも不幸でもないことを理解し喜べる心を持つこと、同じことをするなら仲間同士力を合わせて仲良くやったほうが効率が良く、気持ちよく楽しく仕事ができることを感じること、同じ時間働くなら、やりがいのある楽しい仕事をしたほうがいい、いやいや働くような・不満やストレスを一杯抱えながら環境は改善すべきであり、そうする努力をすることが必要である、など、己の心、考え方、姿勢をまず整える必要があると考えます。
 今回の組織改革の一手で、理想的な組織の完成に、王手・チェックメイト、をかけました。