2020年12月24日 こころ院長ブログ
在宅生活、在宅介護を充実して送るためには、訪問介護、ヘルパーさんの力は、すごく重要。
多くの事業所や大手の事業所が乱立する状態。それでも、ヘルパー不足は否めない。希望の回数、希望の日時には、予約が入っていて頼めない方もいっぱいいます。この売り手市場では、質の担保は難しい。とにかく、人を入れれば依頼が受けられ、利益が上がる。そのため、料理は上手、気配りができ、気立てもよく、利用者さんから絶大な評価を受けるヘルパーさんもいっぱいいますが、不平不満、苦情の嵐のような方もいっぱいいるのが現状。ヘルパー不足から、セカンドオピニオンがしづらいところも、苦しいところ。
それでも、より良い在宅生活を送るためには、よいヘルパーさんと巡り合うことが重要です。
何が良いのか?
まぁ、それは利用する人それぞれの感性ですが、私が思うのは、気立てが良くて、利用者さんのことをとにかく大事に思ってくれること、利用時間が決まっているのでその時間内にいかに利用者さんの役に立てるのか、効率よくより多くの仕事をこなせるのか、一つ一つの仕事のクオリティが高いのか、食事がマンネリ・美味しくないという不満もよく聞きます、なので、ご飯は用意するがただ食べるものではなく、美味しく食べるための献立や材用を無駄にしない献立などを考えてくれるのか、利用者さんの預かり金を大事に使ってくれるのか、薬の飲み忘れなども配慮してくれたり、必要時にサクションなどの行為まで習得しているのか、看護、医療との連携がとれているのか、利用者さんの病状を理解して、どういったときに看護や医師に連絡をすべきかわかっているのか、利用者さんとの関係性・コミュニケーションが親密なのか単なるお手伝いさんのようなビジネスライクな関係となってしまっているのか。
ヘルパーさんは、利用者さんの日常により近いサービスを提供するため、時として訪問看護で見落とすような変化や病状に気が付けることがあります。単なる介護ではなく、在宅医療のチームの一員として、利用者さんの在宅生活の、病状をより良くするために働いているんだ、という意識を持っているヘルパーさんは、非常に心強いですね。