医療者の限界なんてとっくに超えている

2020年11月23日 こころ院長ブログ

医療崩壊なんて、とっくにおこっている。

それが顕著にならないのは、医療者が踏ん張っているから。

医療現場は、災害、疾病、その他でひびひっ迫することは、一時的にはよくある。患者さんの急変が立て込む、救急が立て込む、など一時的にマンパワーが極端に不足することはよくある。それに慣れているせいか、医療者は結構、踏ん張れる。しかし、3月からの継続的な踏ん張りは、もうとっくに限界がきている。限界が来ていても、踏ん張っているのは、あきらめて完全崩壊したら、患者さんが困るから。だから、悲鳴を上げながらも医療者は踏ん張っている。だからこそ、小さなことからコツコツと。マスク、手洗い、ディスタンス、自粛、などなど、個々の国民の協力が必要。ほとんどの国民は、自分を犠牲にしてでも頑張ってくれているのに、一部の自分の楽しみや利益、面倒くささ、わずらわしさ、金銭の問題、その他で感染対策をしないために、感染は蔓延する。対策している人にもいつしか感染が広がる。食事処だって、手間とコストをかけて、しっかり対策してくれているところはいっぱいあるのに、してないところでの飲食で感染が拡大する。接待を伴う業界だって、自粛したり、感染防御やディスタンスを取り、接触しないようにしているところだっていっぱいあるはず。業界や業種をもって、一括に批判するのは間違っている。いつも何か問題が広がるのは、一部のマナーやルールを守らない人によることが多い。今こそ、一人一人の行動で日本が救われるかが決まるかもしれない。