2020年10月28日 こころ院長ブログ
医療・介護・教育などは、公益性が求められるため、ビジネスではありますが、利益追求を求めない方がいいです。ネット上では、訪問看護ステーションは儲かる・・・、などの表記も見受けられますが、儲かることを目指すから、サービスの低下を招きます。何のために訪問看護をやるのか。サテライトなどをバンバン作る組織もありますが、それが何のためなのか、が重要です。コスト削減や顧客拡大、利益追求のためであれば、やはり最後にサービスが低下します。サテライトを作ることで、より質の高い、広範囲なサービス提供をすることで、地域住民の方の利益になるように・・・、医療者としての心をベースにした理念の下での事業拡大をしていかないと、ただただ大きい組織で、評判よくない・・・、会社になってしまいます。
単純な評価に踊らされないように注意が必要です。学校の先生で、コロナ対策やいじめ問題、礼儀の問題など厳しく対応する子供からちょっと嫌がられる先生と好きなようにしなさいといい子供に人気がある先生、評判は後者の方がよくなりそうですが、実際にコロナ感染クラスターやいじめ問題、素行の悪さなどが現れるリスクは後者の方が高いと思われます。後者の方が、子供たちに人気があり、一見評判がよく見え、評価されがちですが、本当に子どもたちのことを親身に考えているのは前者かもしれません。メディアやSNSでの評判も似たところがあり、一見目立つ人、発信力がある人が評価されがちだったりします。単純な他者の評判だけに踊らされずに、自分の6感で確認し、サービスを選択していく時代が来ましたね。