2020年10月09日 こころ院長ブログ
なんだかハラスメント、は、なかなか難しい。現在社会生活で、最も難しい課題の一つかもしれない。受け手の主観が判断基準であるから。同じことでも、好き嫌いだけで、良くも悪くも取られてしまう。イケメンが言うのとおじさんが言うので、素敵ともセクハラとも変わる可能性がある。指導や注意がパワハラにも愛の鞭にもなる。どういうつもりで言ったかは、関係ない、とられ方、見られ方、聞かれ方であることが難しい。
ハラスメントを極力回避する極意は、相手との良好な関係性の構築である。相手との信頼関係がしっかりしていると、厳しい言動が愛の鞭になる。関係性が不良だと、パワハラ・セクハラ・モラハラになる。しかし、すべての人と良好な関係性を構築できる人間は、かなり稀。人間だもの、なんらかの好き嫌い、生理的に無理、派閥なんかも生まれてしまう。そういったときには、次善の策をとる。関係性は、双方向性なので、こちらが苦手なら、あちらも苦手と思っている可能性が高い。関係性が良好ではない相手にハラスメントを感じにくくする方法。それは、関係性が良くない相手、気に入らない相手、嫌いな相手、苦手な相手にこそ、大事な人のごとく、丁寧に、親切に、慎重に、やさしく対応するように細心の注意を図ること。ちょっとした表情や言動に対して、相手も構えているので、悪くとられてしまう可能性が高い。大事な人に接するような言動であれば、不快感を与えてしまう可能性は、大分低くなるかもしれない。実際は、それでもうまくいかないことはあるだろう。それでも、起こりうるトラブルの可能性は、1%でも低くする努力を怠ってはいけない。
あんちゃんの、”そこに、愛はあるのかい?”ってことかな。