他の人の得は、己の損ではない

2020年09月03日 こころ院長ブログ

自分は、定価を支払ったのに、誰かはセールやお勤め価格で手に入れている、自分はこんなに苦労したのに、誰かは楽にできている、同じ報酬を受け取っているのに自分はまじめにやっているのに、ほかの人は手を抜いて楽をしている。自分は損をしている、と感じる人は少なからずいます。しかし、それって、損をしているのでしょうか?もともと支払うべきもの、かけるべき労力は変わっておらず、自分以外の人が得をしている、ずるをしている、だけではないでしょうか。誰かがずるをしている、得をしていると、他人の利益を考え、イライラしたり、怒ったりすると、心が荒みます。別に、誰かが得をするだけ、ずるをするだけ、気にしなければいい。その事が、例えば、家族やスタッフ、国、患者さんや利用者さんの不利益になるときには、声を上げればいい。