働く環境が生活を変える

2020年08月06日 こころ院長ブログ

医療職は、働く環境で生活が変わります。もちろん、どのような場所で働くかで、夜勤があるの、外来・入院管理・手術場・訪問など大きく変わりません。そのほかに、どんな社長の下で、どんな仲間と働くか、これが大事。社長により、その組織の方針が大きく決まります。患者さん・利用者さん重視なのか、効率・経営重視なのか、医学的・看護的に愚直に取り組むのか、ある程度までしかしないのか、オンコール対応がしっかりしているのか、何となくなのか、おざなりなのか、できること・やれることの守備範囲が広いのか、限定的なのか、経費をサービス向上につぎ込んでいいのか、とにかく削減するのか。医療職では、実際の職務の疲労感はやはり半端ないものがありますが、自分の中の医療職としての信念やプライド、正義を捻じ曲げさせられて、正しい・やるべき、と思われることを、会社の規則や方針、経費、マンパワーなどを理由に看過させられることも、気概のある医療者には相当ストレスになります。多くの医療者は、本当に病気やけがで困っている人を助けたいとPUREな気持ちで職につこうと思っていた方が多いです。表面上は、様々なよさそうなことをどこの会社もいいますが、実際に目で見て感じて、個々の会社は本当に患者さん、利用者さんのことを考え、努力しているな、と思われる職場に出会えたら、医療者としては、幸せなことかもしれませんね。同僚たちも重要です。ただただ、楽しい・気が合うだけでは、友達サークルになってしまいます。ダメなことはだめといってくれる、面倒な仕事も率先してやってくれる、知識や技術を持っていてそれを周囲にも教え、還元してくれる、それぞれが、持っているスキルをいかんなく発揮し手を抜かない、自分の仕事に責任を持っている、業務量に対して十分なマンパワーをそろえている、そろえようとしている、仲良しであってもなれ合いにはならない、あくまでも患者さん・利用者さんのことを最優先できる仲間たちがいる職場なら、己の気持ちやスキルも向上すること間違いなしでしょう。それぞれが、各々の役割を全うし、組織として動けるようになったとき、きっと、それぞれの業務負担はきっとかなり軽減し、さらに働きやすくなるはずです。

そんな組織になれたらなぁ、と、当クリニックは目指して、組織作りをしています。