地域医療最前線側の配慮

2020年04月29日 こころ院長ブログ

コロナウィルスは、高齢者や持病がある方、すでに中等度以上の症状がある方などは入院加療が必要になります。また、別な病気で入院加療が必要な方もいます。

地域医療最前線側では、自分の入院病床を持たないクリニックが多く存在します。そういった場合、病床のある急性期病院に依頼することになります。その際に、依頼する患者が、コロナウィルスの可能性がかなり低いのか、可能性としてありうるのか、可能な限りの情報提供と場合によっては検査をしていかないと、コロナの抑止、院内感染の防止は難しくなります。

我々サイドには、できることに限界がありますが、患者を依頼する際、受け手側に対する最大限の配慮はすべきだと考えます。そうしないと、急性期病院のコロナ汚染が進んだり、それを恐れて、入院受け入れの門戸がさらに開きづらくなっていき、ひいては地域医療も崩壊するシナリオが想定されます。できることなら、自分のクリニックに病床を持ちたいところですが、残念ながら、そんな資金力は到底ありません。