一般の方が思っている以上に医療従事者は患者さんを助けたいと思っています

2020年04月24日 こころ院長ブログ

おそらく、一般の方が思っている以上に医療従事者は患者さんを助けたいと思っています。

その中で、現在、抱えている入院・外来・訪問などの患者さんと新たに疾病やけがを抱えて受診された方、両方救えるなら救いたい、しかし、コロナウィルスなどのリスクがあるときに、院内感染を起こして、今抱えている患者さんの感染のリスク、治療が中断されるリスク、病院業務が止まり、今後治療するであろうはずの患者さんの治療ができなくなるリスクと受診された患者さんが治療を受けられないことで病状が増悪するリスクなどなどを自分の良心と冷静な判断などを駆使して、瞬間瞬間に決断しています。

世界中の現状からも、今は普段なら使えるものが使えない、あるものが足りない、できることができない、などの窮状の中で、できうる限りの手を尽くそうと思って治療にあたっています。

今の感染拡大の原因は、政府などがコロナウィルスの感染力を甘く見ていたこと、海外の前例から学習して早期に移動制限・活動制限をかけなかったこと、一部の個々人の油断と過信、配慮のなさが招いたもの。感染ルートをたどれば、そこに行きつきます。人が移動すれば、ウィルスも移動して拡散します。ウィルス単独では、広範囲には移動できません。無症状の時期でも感染力がある。個々人が、常にだれかにうつす可能性、うつされる可能性を意識して、もうしばらく窮屈な生活を耐え忍んでくれることを願います。