2020年03月05日 こころ院長ブログ
昔から、年齢がいくほど服薬錠数が増えていき、笑い話ではお茶碗一杯の薬が毎食後にあるとか。
私は若いころから不要な薬は出さないようにしていましたが、薬をいっぱい出してくれる医者が名医であるという認識の方もいます。そういう方には、薬も出してくれない医者、といわれたこともありました。しかし、ポリファーマシー、薬の多重化は、問題です。医療費のこともありますが、薬の効果も混ざり合い、副作用も混ざり合い、収拾がつきません。
医者目線から話すと、薬を出すのは簡単ですが、減らすのは実は結構大変で、ストレスがかかります。症状が再燃しないように、離脱症状が出ないように注意が必要です。それでも、飲んでる薬を減らすだけで、体調が改善する方もいます。よいと思って飲んでいた薬で体調を崩している方もいます。
薬が多いなと思ったら、主治医の先生に相談してみてはいかがでしょうか。