人間はないものねだり

2026年05月15日 訪問リハビリテーションこころ

子どもの頃、早く大人になりたいと思いませんでしたか?

・金がある、車を運転して好きなところに行って外食できる、酒が飲める

・テストがない、勉強しなくても良い

・親に怒られず、自分の好きに過ごせる

大人になると仕事が大変なことや、時間がなくなることに注意は向かないと思います。

 

大人になった方、今はどうでしょう

・子どもの頃は毎日、友達と遊べた

・プレッシャーや責任感が少なく、気楽に過ごせた

・部活やスポーツ、バンドなど、仲間と好きなことに打ち込める時間があった

子どもの時に戻りたいと思うことはありませんか?

子どもの頃に勉強が大変だったこと、お金がなくて自由に過ごせなかったこと、

親の目を気にしなければならなかったことに注意は向かないと思います。

タイムマシンがあって子どもの時に戻ったとしても、大人って良いなとまた感じるのでしょう。

 

人間は「今あるもの」の良さに気づかず、「今ないもの」の良さばかり注意が向く習性があります。

結婚する前は相手が「自分と違うところ、持っていないもの」を魅力的に感じ、

結婚した後は相手が「自分と違うところ、持っていないもの」が許せなくなるという説もありますね。

 

ご病気やケガで後遺症を呈する方が、

発症前に「あったもの」

発症後に「なくなったもの」

をどのように感じると思いますか?

健常者には想像もできない辛さや喪失感を抱えることとお察しします。

 

訪問リハビリでは

「この体では歩けない、手をうまく使えない」→

「この体でも、こうすれば歩ける、この方法ならうまく手を使える」

と解釈や見方が変わって、豊かに生活していただけるよう支援します。

 

解釈の仕方については以前、掲載しました。

https://familyclinic-cocoro.com/blog-riha/20220812/30/

 

あなたは「今あるもの」の良いところに注意を向けられていますか?

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。