憧れと嫉妬

2022年11月25日 訪問リハビリテーションこころ

今までに憧れた人を1人、思い出してください。

先輩、芸能人、スポーツ選手でも構いません。

年齢、立場、部署など自分から離れている人ではありませんでしたか?

その人の良いところ、素晴らしいところに注意が向くことと思います。

 

今までに嫉妬した人(orされた人)を1人、思い出してください。

年齢、立場、部署など自分から近い人ではありませんでしたか?

その人の悪いところ、責める(責められる)ポイントに注意が向くことと思います。

 

例えば「すごいこと」をしたケースでも【相手との距離感】によって抱かれる感情は異なります。

・リハビリ業務なら利用者さんから評判が良い、職場で人望が厚い、学会で賞をとる

・学生なら成績が良い、走るのが速い、クラスの人気者、異性からモテる、先生からの信頼が厚い

などでしょうか。

 

憧れの人なら「すごい!長所が多い人だから当然!」と正の感情を抱くでしょう。

嫉妬する人なら「なんであいつが!奴ばかりずるい!こんな短所があるのに!」と負の感情を抱くでしょう。

 

同じ「すごいこと」でも、人によって負の感情を抱かれることを念頭に置いておくと、批判された時に後手にまわらず対応できます。

尊敬する先輩から「批判する人は必ずいる。

・こちらに落ち度がないこと

・批判された時に、どう対応するかを考えておくこと

が大切だよ」と教わりました。

 

悪い所に注意を向ける人たちは、ミスした時に畳みかけ、他者からの評価を落とそうとします。

そんな暇があるなら自身を磨くことに時間をかければよいのに、と思ってもどうしようもありません。

嫉妬が多い人は負の感情で過ごす時間が長く、自己肯定感が低くなると言われています。

 

忘れてはいけないのが、そんな時でも賛同してくれる仲間が必ずいることですね。

尊敬する人、憧れの人、目標とする人がいると前向きな気持ちでいられます。

正の感情で過ごす時間が長いと、自己肯定感が高くなると言われています。表情も変わりますね。

療法士は「筋力低下、関節可動域低下、バランス低下」など短所に目が行きやすいですが

「○○筋は強い、○○の機能は残っており現在の生活を向上できそう」と、長所に注目することが

訪問リハビリには大切、と古くから言われています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。