効果的な訪問リハビリとは?

2022年05月06日 訪問リハビリテーションこころ

訪問リハビリは制度上、週に12回しか行えず、身体機能を回復する上で

リハビリしていない時間をどのように過ごすかが重要になってきます。

 例えば、猫背(円背)で歩行する方はお尻の筋肉が働いていないことが多く、

お尻の筋肉がつけば改善することがあります(一例です、詳細は割愛します)。

 

そこで、どちらのリハビリが効果的でしょうか?

A.お尻の筋肉をつける自分でできる筋力運動をお伝えする(仰向けでお尻上げを130回)

B.お尻の筋肉が働く歩き方をお伝えし、日常生活で実践してもらう(お尻を前に出して歩く)

 

答えは…

 

人によります!

 

あなたは110回、腹筋運動を毎日継続して行えますか?

Yesの方⇒Aが効果的です

Noの方⇒Bが効果的です(筆者はこちらです)

 

このように、同じ状態であっても人によって効果的なリハビリの内容は変わります。

    今、不足している筋肉をつける自主運動を提案するか
    正しい動き方を学習してもらい、歩くだけで筋力が自然につく方法を提案するか

 

筆者は訪問リハビリに12年ほど従事していますが、Noの方を多く担当してきました。

こういった方々に「学習」という視点は非常に効果的です。こちらは次回、詳しくお伝えします。

 

ご自宅で生活する方の性格や得手・不得手によって内容を変え、

個別に効果をあげることを訪問リハビリは得意としています。

動きにくさを感じている方、体力が落ちたと感じている方、以前できたことを

もう一度行いたい方のお力になれることがあるかもしれませんので、

興味を持たれた方はお気軽にご連絡いただけると幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

    上記はあくまで一例です。いろいろなリハビリの方法がございます