直美と直在

2026年05月15日 こころ院長ブログ

なおみ と ありなお ではない。名前ではないです。

チョクビ と チョクザイ。

臨床研修終了後に直接美容外科にいくことと直接開業して在宅医となることを指すようです。

後期研修受けないで、そのまま地方で開業?なんてことも?

直在、という言葉は昨日初めて耳にしました。

直美はよく聞きますね。

評判はよくない。

最近は、直在、も問題になってきているようです。

ここからは私見ですので、偏り、誤りなどもあるかもしれませんが、ご容赦ください。

私個人としては、直美も直在も、それ自体がそんなに問題だとは感じていませんが。

直外科、直内科、直整形、直眼科、直耳鼻科、直脳外科、となにがちがうの?

実は変わりはありません。

研修終了したら、たいていは何かの科の専門の道へ進むのだから。

問題は、しっかりとした技能や知識、経験が足りないのに、という状況で、さらにその後、そういった

全身管理や医師としての大まかなスキルがないままに専門だけを局所的に磨き上げていき、

結果 専門〇〇になってしまう事、それに伴う患者さんの不利益なのかなと思います。

外科や内科などは、直で就職しても、指導医が責任をもって経験を積ませ、指導していくことが

一般的です。

ですが、直内科開業であった場合は、直内となって、問題になるのかなぁ。

直内科開業はハードル高いですが、クリニックの院長のご子息とかは、事情によっては、そういったケースも

あるかもしれませんね。

直整形外科だって、内科的なことは、専門に行った後はほとんど指導を受けられない場合もあるかもしれませんね。

それだと直美と変わらない状況はあるかもしれませんね。

直在の場合、経験や知識の浅い医師が、いきなり開業して、患者さんに一人で向き合うことになります。

在宅の開業は、一人院長のクリニックが多くなりますから。

誰かが開業している在宅クリニックに雇われる分には問題になりませんし。

ですが、在宅医の一人としての個人の感想としては、別に在宅医療は、他の医療と比べて何も特別なことを

しているわけではないと思います。

外来でやっていること、入院でやっていることを自宅や施設に持ち込めるだけ持ち込んでいるだけだと思います。

なので、直在自体がとくにほかの科のことと比べて問題になるとは思いません。

何かのことであれ、医師ならば、ある程度の全身疾患のことを理解し、診察し、適切な振り分けや診断、治療など

出来た方がいいんじゃない?ということです。

地震で診断、治療はできなくても、それは何科に、何々病院に相談した方がいいよとアドバイスくらいできないとと

思います。

うちではわからないからよそに行って、とか、全くわからないから異常に気が付きもせずに放置されて、手遅れになってしまう、

なんてことができるだけ少なくなるようにしないといけないと思う。

そのためにできることは何か。臨床研修を充実すること、厳しくすること、が第一かなと思います。

研修医の健康の維持、生活の質の向上は守られすぎてしまっている。

9時17時の勤務、あれやこれやの至れり尽くせりな勤務環境。

別に昔の奴隷のような徒弟制度がいいとは言いませんが。

やはり、駆け出しの時に、かなりの苦労と努力をして、時間もかけて、出来る限りの知識と経験を積ませる必要があるのでは

ないかなと思います。

我々のころの研修2年から、倍の4年に延長されており、より多くの科を学べるチャンスが与えられている。そのなかで、お客さんとして

過ごすのではなく、その所属先の一スタッフとして、出来ることをすべてこなす、得られる経験と知識をすべて吸収する。

それくらいの気概で4年間過ごせば、研修4年終えた後、すでに一通りの患者さんの悩み相談にはある程度対応できる医師に

なっているのではないかなぁ?

そこから先、専門に向かっていくにしても、直~であっても、それほど心配しなくても、いいんじゃないかなぁ。

研修4年終わったけど、医師として自信をもってなんでも対応できると自分がい思えていない人が直~、となったら、

ましてや、その後にだれからもちゃんとした指導やアドバイス、チェックを受けられない開業をしてしまったら、それは、

患者さんにとっては不利益になっていくんじゃないかな。

直~は現状、危ないものもかなり混ざっているとは思うが、そもそも、直~しても大丈夫なくらいに専門治療以外の

医師としてのスキルと知識が得られるように貴重な最初の研修4年間をきっちり指導してあげられるように

制度を整えてあげないと。

見かけ上の勤務時間や給与の待遇を上げるだけじゃぁ、本当の意味での研修医の意思としてのQOLは上がらないんじゃないかなぁ。

それと、直~で、専門技術やスキルもないのに独立・・・は、さすがにないよねぇ。

在宅なら、内科やその他ができれば、診療場所が違うだけ、とも考えられるけど、

美容手術の技術がないのにいきなり開業、とかはさすがにできないようにした方がいいとおもいますね。

開業するまでに医師としての活動経験年数などの規定、というのもありなのかもしれませんね。