夜間急病センターでの研修について

2024年04月27日 こころ院長ブログ

夜間急病センターは、有志の医師会の医師たちの協力、

もちろん、それなりの報酬は支払われているが、

で成り立っている。

そもそも、夜間、休日当番病院というものもあり、そちらも

医師会の有志のメンバーで協力して交代で担っている。

日々の診療ですでに、一般の労働基準を軽くオーバーするのが、

医師なだけに、そういっ時間外、休日の当番は、

当然、オーバーワークになる。

夜間や休日は、病気や怪我しても、病院が開くまで我慢するしかない、

ということになれば、医師も一般的な会社やお店のように、

勤務環境を整えられるが、そうはいかない。

だとしたら、夜間、休日に働いた分を、どこかでやすめば?

というのが普通の発想だろう。

しかし、それぞれに、患者さんや外来診療、手術などの

決まった役割もあったり、診療報酬が少ないために、

休みを取る分の医師を多めに雇うこともできないし、

結局は、政府も、聞こえのいいこと言うけど、

その実、現場の状況は、おそらく全然わかっていない、

もしくは、知ろうともしていない?

金銭的なことは、現場でなんとかしろ、勤務時間が長いのは、

過労死なんかでたら大変だから、是正しろ、

でも、診療の質と量は、維持しろ、

なんて、丸投げ?

のような気がするのは私だけ?

さらに、かかりつけ医制度、なんて海外の真似事を日本に持ち込もうとしているけど、

その実、今の世界でもトップクラスの素晴らしい日本の病院

アクセスを台無しにしてしまいそうな、しかも、

診療所の医師は、24時間365日、コンビニのように、電話対応、

往診対応、緊急対応しなさい、といわれているような内容の

制度をつくろうとしていないかな?

しんりょうじょは、医師は、1〜3人くらいしかいないから、

そんな、理想論的な対応は、できないですよ。

医療従事者だけ、特別にどんどん労働環境を悪化させようと

しているのでは?と感じてしまいますよ。

それはさておき、夜間9秒センターですが、研修医の

研修期間に、2ヶ月程度、必修研修として盛り込んだら、

どうだろうか?

研修医の先生方からは、非難が出そうですが、

救急外来って、本来、医師であったら、何科の医師であっても、

対応できたほうがいいんじゃないかな?

特に、これから何科に進もうか、と言う段階の

研修医の先生方は、とっても勉強になるし、

今の研修制度は、勤務時間も短いし、昔に比べて、

経験できることや体験できること、患者さんと病気とむきあうことが、

もしかすると、少なくなっていないだろうか?

と考えることがあります。

我々の時代は、連日睡眠2時間、年364日勤務とか、だったりしましたが、

べつにそれがいいとは言わないですが、それだけ多くの

経験を積んだとも言えるのではないかな?

過労死してもおかしくないレベルでしたが、、、、。

急病センターで、ベテランの先生と研修医の先生の外来の列を作って、

困ったら、ベテランの先生に相談できるように、

最初は、少ない患者さん人数で、わかりやすいものから、

徐々に人数や内容を増やしていって、1ヶ月もすれば、だいぶ自信を持って外来を

診られるようになるんじゃないかな?

そういった先生が増えてくれば、夜間休日対応も、救急や内科、整形外科、脳外科、心臓外科、

などの一部の科の先生に偏らずに、多くの人数で負担を減らしてみていくことも

できるかもしれない。

もう、医師に、一部の科の医師に、多大な負担をかけ続ける時代じゃぁ、

なくなっていくんじゃないかな?

研修も、一部で行われている9時17時、なんてのでは、独り立ちするのに、

時間と経験が、足りないんじゃないかな?

と言う懸念も持っていたりします。

過労しろ、と言うことではないが、1人の医師として、しっかり自立を目指すなら、

独自の勉強や修練も、自分の自由時間に、自分のためにもやっていかないと、

うまくいかない人も出てきちゃうんじゃないかなぁ。