もう鬼も笑わぬか

2023年12月19日 こころ院長ブログ

来年の話をしてももう、鬼も笑わないかな。

そんなこと言っていたら古いって、笑われるかな?

12月で、私が社長に就任して6年目、ファミリークリニックとしては、

来月の1日で、6年目を迎えます。

あっという間でしたね。

小学生で言ったら、ついこないだ入学したのに、、もう6年生になっている、

そう思うととんでもない数の思い出があったはずなのに、

あまり記憶がない。

エピソードのきっかけをいただければ、ああ、あったね、あったかもね、

と思い出せるのかもしれないけど、自力では、無理かも。。。。

最初の1年は、仕事というよりは、経営、社長業がとても大変でした。

一時、本当に、資金ショートで黒字倒産する危機すらありました。

公庫さんにお世話にり、魔の1ヶ月を乗り切ったことで、V字回復し、

以後は、少しずつでも黒字安定を継続して今に至ります。

医療介護事業は、診療、介護報酬の制度の兼ね合いから、報酬の入金が

2ヶ月遅れになります。

このずれのせいで、資金ショートに、特に初期に陥りやすい。

開業時に十分な資金と融資がないと、あっという間にショートします。

当クリニックは、開始時から、看護師、療法士、医療事務、社会福祉士と

スタッフが充実していたため、人件費もそれなりに多くかかる状況でしたので、

それはそれは、カツカツでしたよ。

今も時々、経営業の右腕の事務長と、過去の苦労話を肴に、おやつを

食べるうことがあります。

まぁ、苦労も過ぎて仕舞えば、楽しい思い出になる。

苦労や大変、困難、試練などを乗り切ったエピソードの方が、よかったエピソードより、

後で振り返ると話題としては盛り上がる、想い出になることが多いな、

と感じます。

自分の昔の記憶も、ただ楽しかったことよりも、辛かった思い出や大変な思い出、

友人たちといろいろ困ったことや大変なことを一緒に経験したけども結局笑い話となった

ようなエピソードの方が、覚えていることが多いかも。

誰かのために何かをすると、意外と覚えている。

けど、、自分のために生きて、自分の楽しいこと、望むことだけやって生きていると、

何にも記憶に残らないかも、と思うことがあります。

大変でも人のために生きる、そうすることで自分の記憶にも人の記憶にも、自分の生きた証が

残るかもしれない。

別に残らなくてもいいのかもしれないけど。