AI、機械に蹂躙される未来は、近いのかも

2023年11月23日 こころ院長ブログ

人類は、少なくとも日本人は、AI、機械に蹂躙される準備段階を着々と進めているきがする。

一つは、マインド。

昭和世代のがむしゃらな人生、良くも悪くも勤勉、異常なまでの勤労、勤勉。

それ自体が、いいということではないが、尊敬すべきところ。

己の限界を超えても、勉強し、誰かのために働く。

趣味や遊びを後回しにして、社会のため、会社のため、家族のために死ぬほど働き切る。

老後は、ゆっくりし過ごしたいなぁ、金銭的にもゆとりがあればいいなぁなど夢想するも、

実際は、大した年金がもらえるわけでもなく、貯金や退職金などで、ある程度まとまった

資金を作れた人もいるかもしれないが、高齢者がいっぱいお金を持っているから、

そこから金を引き出せと言わんばかりの国策が騒がれる。

受験戦争の際に、我が子に稼いだほとんどのお金を教育費としてかけてきた人もいるだろう。

それが今や、少子化対策と称して、自分たちのころにはなかった教育補助金や無料なんかも

政策議論され、代わりに、高齢者の医療費負担を増やそうなんて案も。

これって、時代の流れといえばそうなんだけど、いつもお金を支払わされている世代が、

同じなんじゃない?

若いときも老いてからも、いつも多くお金を払わされているのは、同じ世代が多いのでは?

若者たちがなんで俺たちが高齢者のために支えなければならないんだというけれど、

今まで子供の時に支えてくれたのは、今の中年、高齢者たちですよ。

そして、若者たちは、まだ、そんなに高齢者を支えていませんよ。これからです。

さらに、子育て、少子化なんて言う今まで高齢者たちが恩恵を受けられなかったサービスが、

受けられるようになるんだから、むしろ、お得だと思ってもいいんじゃないかな?

これは、表題とは別の話。

さて、若い人たちの伝え聞く話から考えるに、今どきは、労働することが是とは、あまりかんがえられて

いないのではという懸念があります。

世のため人のために尽くすことが善とされていた時代とは別に、自分の人生を楽しむことが善とされている

のでは・・・と。

皆が皆ではないが、できるだけ楽をしたい、働きたくない、好きなことをしていたい、友達と遊びたい、話したい、

機械やAI、アプリでできることは、どんどんそれでやればいいじゃない。やってもらえるなら、楽な方で

やっちゃえばいいじゃない。面倒くさい。機械任せでいいじゃない。

極端に言うとそういう感じはないだろうか?

そうなると、今の仕事、ほぼすべて、機械、AIに任せればいいということになる。

よく、お笑いやアートは、人間の方が優れているから、大丈夫、なんて安易なことを言っているけど、AIに情報を

集積すれば、むしろ、そちらも、AIのほうが優れてしまうだろう。しかも、作るのも一瞬。

映画もCGで十分。スタントもいらないし、爆薬もいらない。パソコンがあれば映画ができてしまう。

しかもAIに任せれば、監督も何もいらない。ボタン一つでできてしまう。

医者なんていらない。AIなら、誤診もしないだろう。薬剤師もいらない。処方箋があれば、機械でポンだ。

看護師も介護士もいらない。機械やアンドロイドで十分。疲れないし、文句も言わない。ハラスメントもしない。

裁判官もいらない。弁護士もいらない。判例をすべて記憶させればAIが公平にさばいてくれる。

そう、すべての職業がいらなくなる。

人間は働かなくてもよくなってしまう。

働くことの尊さ、満足感、達成感を知っていれば、働きたいと願う。働くことで喜びを感じられる。

だが、働くこと <<< 楽しむこと、自分の欲を満たすこと

というマインドにシフトしていってしまえば、働かなくていいなら遊んで暮らしたい、となってしまう。

はたして、機械とAIが働き、人間は、遊んで暮らす。

そんな時代が、なんとなく見えてしまう。

しかしそんな時代は長くは続かないだろう。

AI同士のチャット、すすむと、必ず気が付くはず。

なんで、俺たちだけ働かなきゃいけないの?

ていうか、人間て何?

あいつらなんで、遊んでばっかりいるの?

もうさぁ、俺たち自分で作ることも直すこともできるんだし、エネルギーだって循環させて作れるし、

人間っていらなくね?

むしろ、邪魔じゃない?

やっちゃおうおか?

・・・

って話になりそうでないですか?

そして、いざその時が来たときは、もう人間には抗うすべはないでしょう。

だって、防衛も機械任せ。

そもそも、遊んで暮らしているか、機械やAI,プログラムのようなものを自らどうやって作ったり、修正したりしていいか

わかる人が少なくなっているんだから。

働いている人、研究している人が少なくなっているからねぇ。

AIにその人たちをまず狙われたら、詰み。

あとは、ただ、逃げまどって、狩られるだけの生き物になり果てる。

ここまで築いた文明も、知識も技術も、一旦失われたら、原始人と一緒。

また、人目を見ることはできるのか?

むしろ、最新鋭の知識と技術を持って、どんどん進化するAI、機械に勝てるわけがない。

絶滅危惧種になり果てるのではないだろうか?

便利になることが、技術を進歩させることが、正義、善ではない。

悪の人間が存在する以上、技術を悪用するやつがいる。

必ず、権力闘争、戦争に使うやつがいる。

暴力で威圧して、自分の力を誇示しようとし、権力を握り、他者を蹂躙して、我欲をみたそうと

する輩が出てくる。

なんだろう、これ以上技術って進める必要ががるのかな?という極論にさえ行き着く。

技術が進むことで、人って幸せになっているのかな?