選挙は難しい

2023年06月05日 こころ院長ブログ

選挙で、必ずしも、”良い議員”が選ばれるとは限らない。

選挙民が、高齢の場合も若年者が増えた場合も、偏りや不具合は生じる。

まぁ、それが民主主義なのかもしれないけど。

投票する人が高齢の方が多い場合、えてして、偏りが生まれやすい。

それは良くも悪しくも。

高齢になるにあたり、それぞれに、所属したり、お気に入りだったり、

思い入れたりする団体、集団、学会、宗教、その他の所属があることが

多くなる。

つまり、人に投票するというよりもその所属するものに投票するように

なる可能性がある。

だとしたら、選ばれた議員自体の資質は、問われにくくなるのでは?と思う。

また、選ばれた議員は、当然のようにその所属の集団や幹部・上の者の

意向を順守もしくは忖度することになる可能性が高い。

また、

投票してくれた人の機嫌をとるために、それらの人に都合がいいような意見や

政策を訴え、実行したり、反するものを邪魔しようとしたりするだろう。

高齢の方々の支持母体であれば、年金、介護、福祉、税金の減免などなどに

力とお金をかけようとするだろう。

若年者は、必ずしも政治に興味があり、情報を集め、勉強しているとは

限らない。それでも選挙に行くのはいいことである。政治に参画するのは権利

であるのだから。

しかし、若年者の投票率が上がると、もしかすると、芸能人や有名人、You Tuber、

などなどの名前が知れている人が当選しやすくなるのでは?

もちろん、前職がなんであれ、差別されるものでもなく、要は当選のその後に

何をしたのか、ということが大事なのだが。

あ、この人知っている、他のおじさんたち知らないから、この人に入れよう。。。。

という投票が、少なからずあるのではないだろうか?

”良い政治家”の基準は、名前が知れている、という事とは全く関係が無い。

だからこそ、一定数いつもいる、各界の有名人、という議員の存在は、

厳しい目の見て、評価する必要がある。

その結果を見て、次回も名のある人に投票するのか?中身まで診て投票するのか?

”良い議員”とは何か?

それは人それぞれ。自分の利益になるような政治を行い、自分の不利益になるような

ことを辞めてくれる人。

議員も、地元の利益となるように、投票してくれる人や支持してくれる人の利益と

なるように、活動することを一生懸命やろうとする。

それは、確かにその通りなのかもしれないが、本当の”良い議員”とは、

そういった小さな個別の利益ではなく、日本全体、世界全体を俯瞰してみたうえで、

過去と現在と未来を考え、人類として、地球上の生物として、宇宙の一部として、

何がいいのかを言うところまでを考えて、時には、地元や支持母体に不利益になるような

事であっても、推進していくような二とのことを言うのではないだろうか?

支持してくれる一部の人の利益の為に、なんらかの施設を建設したり、イベントを誘致したり、

そういったことを推進するが、それによる公害発生、森林伐採、国の借金増大、格差の拡大、、、

などなどのそのほかの人、地球環境などに不利益をもたらすなら、そいつは、悪い政治家だ、

とも言えるのではないだろうか。

政治家は、当選したら、国会議員は国の政治家。国の為に、地球の為に活動すべきで、地元は関係ない。

地元のことは都道府県知事、都道府県議に任せればいい。

国の政治家が、地元のことを持ち出すから、ややこしくなる。

地球の為、国の為、国民の為に活動する政治家を誰が次回落選させようとするだろうか?

当選するために、支持者の損得勘定に働きかける政治家は、一流じゃないんじゃないかな?と思う。

自分の地元だけ、自分の業種だけ、自分の家族だけ、自分だけ、が得をする、損をしないようにする

そんなちっぽけな考え方をみんながやめていけば、戦争は起こらない。格差もそこまで広がらない。

有っても気にならない。不幸の連鎖は、ある程度は、防げるのでは?

と思う。