医療は、楽して儲かってはいけない

2023年02月21日 こころ院長ブログ

医療の分野は、楽に儲かってはいけない。

楽になってはいけないという事ではない。

一生懸命はたらいている以上従事者が、少しでも、無駄な作業が減り、

人手が満ちて、楽になっていくことは大事。

だが、楽で儲かる仕事になってはいけない。

楽で儲かる仕事になると、もちろん、人手不足は解消される。

なりたい人が増えるから。

でも、その増えたなりたい人の多くは、楽で儲かるから、なりたい人であろう。

そんな人が、志をもって、医療にあたってくれるだろうか?

医療従事者には、一般的に聖人君子的なところが求められる。

そこまでは必要ない。

人間だもの。

だけど、やはり、人の為に、病気やけがの人のために、と思える人に従事してほしい。

おれ、面倒だからやりたくない、行きたくない、時間外だから知りません、専門外だから

知りません、熱ある人は診ません、忙しいから、お金にならない患者は診ません、

などなど、そんなタイプの自分主義的な医療従事者には、なってほしくない。

仕事の時間だけでも、患者ファーストであってほしい。

お金になるならない、面倒・面倒でない、なんだかんだで、患者差別をしないでほしい。

人手不足は深刻だが、、どこの分野でも、誰でもいいから人手が欲しいわけではない。

やるなら、一生懸命やってくれる人がいい。

自分の夢に向かって、とりあえずやるバイトでも、そのバイトの時間は、バイトに一生懸命、

そのバイトを極めるつもりでやってほしい。

その対価が、給料なのだから。

給料は、貰って当たり前のものではなく、決められたものではなく、予想される、予想された

働きに対する正当な評価・報酬であること。

だから、予想された働き以上のことは、しなければならい。

街中でも、なんでこんなに気が利かないんだろう、効率が悪いんだろう、態度が悪いんだろう、

手際が悪いな、サービスが行き届かないなぁ、とおもうサービスはいっぱいある。

そのなかで、これはプロだなぁ、気持ちがいいなぁ、早いなぁ、すがすがしいなぁ、と思う

serviceもいっぱいある。そういったサービスには、気持ちよく対価を払えるし、なんでも、

通いたくなる。

我々も、後者のサービスを常に心がけなければならない。