猫社長の野望

2021年07月06日 こころ院長ブログ

猫社長は、独自の理論と想いで、地域医療を展開しています。その柱になる想いの一つが、地域医療に働き方改革をどのように実現させるかということ。医療従事者は、常に、過労や人権の蚊帳の外にいました。医療は、24時間365日、対応してほしい、対応して当たり前、と世間から思われ続け、高い給料もらっているんだから当たり前(実際は、過酷な現場に行けばいくほど、自給換算では、場合によっては1000円余裕で下ることがあります)と思われていたりします。しかし、医療従事者も人間、疲労するし、疲れればミスもする、家族もいる、ながく働き続けるには、良い働く環境が必要。今までは、使命感や医療従事者の誇り、誰かのために、自分がやらなければ、という、いわゆる医療従事者の善意に頼りっぱなしだったのが日本の現状でした。そこに、地域医療となると365日24時間という言葉が重くのしかかり、貢献したいと思っても、体のことや家族のことなどがひっかかり、よい人材の参入を妨げているのでは?と考えます。また、現在、貢献している良い人材も、疲弊して、やめてしまう可能性もあります。

そこで、地域医療に働き方改革を実現する、地域医療って、普通に働けるんだ、過酷じゃないんだ、を実現する、という野望を持っています。もちろん、その実現のカギは、マンパワーです。マンパワーを充実して、交代で休める環境を作ること、休んで、自分の趣味や家族との時間を満喫できるようにすること、生活を楽しむだけの報酬が得られること、業務中は、やりがいが得られるがっつり地域医療・看護が行えること、などが実現できる労働環境を作ること。具体的には、職種ごとの特性を考え、勤務条件を整えています。当クリニックの勤務条件では、マンパワーがそろって完成した際には、病院勤務よりも楽に、医療従事者の中でもトップクラスに楽に、地域医療・看護が行えるようになるはずです。ここの領域に踏み込むのは、社長次第。なにせ、これが実現すれば、今までのやり方の経営に比べて、おそらく2~3割の売り上げ低下につながるからです。売り上げ減少に、社長が踏み込めるか、試されるわけです。逆を言えば、それだけ過酷に今も医療従事者は、働かされているわけなんです。みんなが、楽しく地域医療に携われる時代が、はやくくるといいにゃぁ、と日々、妄想特急を走らせています。