ケアプランの有料化なんてあたりまえ!

2021年06月01日 こころ院長ブログ

ケアプランの有料化について、今朝の新聞に出ていましたが、そもそも、ケアプランが無料なのがありえない、有料化が当たり前。ケアプランは、結構立てるの面倒だし、場合によっては、立てたあとに病状などが変わり、立て直して、なんて主治医から言われることも多い。無料だからこそ、本当は、すぐにでも介護サービスの開始や変更してほしいのに、月替わりに立てるので、それまで待って、それからでもいいですか?なんて、いわれることも良くあります。患者目線に立てば、必要なサービスはすぐにでも開始、変更してほしい。でも、その業務は大変、たとえ、そういう仕事でしょと言われたって。せめて、訪問看護指示書のように、月1回は算定できるようにしてあげてほしい。そして、記事にもあったように、同一法人のサービスにけん引するようなプランニングは、いかがなものかなと思います。あくまでも、患者さんが少しでも良い生活、良い状態になるための、適切なプランニングをしてほしい。もちろん、同一法人のサービスが一番優れている、と思うなら、どんどんプランニングすべきです。悩ましいのは、通常介護サービスと看護多機能や小規模多機能との移行で、サービスを移行する場合に、ケアマネの担当が変わるため、そのプランニングをケアマネにお願いしなければならないところです。自分の仕事が減るかもしれないことをお願いするのは、ちょっと心苦しい。当クリニックでも、必要に応じて、自分のところの訪問看護や訪問リハビリを撤退させて、小規模多機能や施設に依頼することもありますし、小規模多機能からできれば撤退して、訪問看護や訪問リハビリに移行したい旨を相談することはよくあります。軽微な損得よりも、利用者さんが少しでも良い暮らしができるように、希望が叶うように、みんなが考えられるようになったら、地域全体が住みやすくなるのかもしれませんね。あとは、医療介護に携わる会社・事業所・クリニックなどが、それぞれが、自分のところのサービスが最高だ、と胸を張って利用者さんにお勧めできるような経営をしていってくれると嬉しいですね。