講義、会議など人前で話すことは他人の時間を奪う行為

2022年11月04日 訪問リハビリテーションこころ

院長は外来患者さんを待たせないことがサービスの質向上に大切と言っています。

外来患者さんの時間を大切に思っているからこそ出てくる言葉ですよね。

重要なことで、すごく共感します。

 

講義や会議など、人前で話すことも同じことが言えます。

講義:受講者が時間を割いて(参加費も払って)参加する

会議:参加者が時間を割いて参加、議論する

 

話す人は決まっていることが多く、時間の使い方は講師や会議の進行者に委ねられます。

訪問リハビリ事業所も週に1度、会議をします。

情報共有のために必要とはいえ、リハビリスタッフ10人の時間を奪って開催するため10分で終わるよう心がけています。

それでも10分×10人=100分を奪っているということですね。

1分超過する毎にスタッフの時間10分を奪うこととなり、簡潔に伝える重要性を毎週実感します。

 

講義では「俺が時間を割いて話してやっているんだ」と思っている講師は話初めの数秒でわかりますし、大抵は良い講義をしません。

訪問リハビリも「時間を割いて、わざわざ来てやっているんだ」と思っている療法士は入室して数秒でわかりますし、大抵は良いリハビリを行いません。

 

講師は「受講生は時間を割いて講義を聴いている、少しでも有益な情報をお伝えしなければ」

訪問リハビリは「利用者さん、ご家族は時間を割いて訪問リハビリを受けている、少しでも有益なリハビリを行なわなければ」

謙虚な姿勢で相手を配慮できる講師・療法士の方が良い講義・リハビリを行うと感じております。

私が尊敬する方々は、謙虚で時間を大切にしている人が多いです。

 

本日の夜も研修会を運営しますが、受講生の方々は貴重な時間を割いて参加してくれる、志の高い方々です。

リハビリを実施することも、研修会の開催により多くの療法士が知識を共有⇒発展を促すことも大切ですが、リハビリを行う側、研修会を開催する側は対象者の時間を奪っていることを忘れてはならないと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。