入院が多い=重症が多い、とは限らないかも

2022年11月13日 こころ院長ブログ

コロナの病床稼働率、札幌市は50%だとか・・・。

まだ、半分かぁ。という楽観的な感じではないのかもしれませんね。

しかし、重要なことは、coronaが重症なのかどうか。

感染伝播はかなり強そうで、結構な確率で、濃厚接触⇒感染になる印象。

入院者の数を国民感情を煽るように報道しますが、入院者=重症とは限らないということもしっておくべきかもしれません。

我々現場の医療従事者は、その患者さんが、重症であればもちろん、問答無用で急性期病院に入院を勧めます。

しかし、重症、という状態でなくても在宅・施設介護困難、療養困難な状況であれば、入院待機ステーションや入院病床への

入床を依頼したりします。

独居高齢者の場合、ある程度のADLが保たれていないと、そもそも自宅療養ができない、コロナ感染で、訪問サービスが止まって

しまったら、在宅療養ができない、なんてことが起こりえます。

なので、単純に、入院者数だけで、むやみやたらと恐怖をあおるのはよくない。

さてさて、日本一のコロナ感染蔓延が起こっている札幌、裏を返せば、第8波は、札幌が一番先に抜けられるかもしれない。

年末年始の前に、第8波を収束させたいなぁと感じます。