訪問リハビリテーションについて 第6話

2022年06月05日 こころ院長ブログ

リハビリテーションを処方するのに専門的な知識や技術は必要なのか?

基本的には、必要ありません。

一般的な医学と雑学の方が役に立ちます。もちろん、リハビリテーションの基礎知識は、あった方がいいですが、具体的な症例一つ一つを大事にしていくことで、主治医自体も一緒に成長させてもらえます。

人を人として見る心と診る知識・姿勢、視野、常識、常識にとらわれない考え、物理や化学、数学、DIYの知識や生活の知恵、建築、あらゆる雑学を駆使することで、在宅におけるリハビリテーションは、可能性が広がります。

そうこうしているうちに、こういうリハビリをしたらよくなるんじゃないか、もしかしたら、こういうことをしたら、症状が和らぐんじゃないかと、書籍や文献っからだけではなく、自らの感性で、リハビリのかじ取りができるようになります。

訪問リハビリテーションは、エビデンスに基づきながらも、エビデンスにとらわれない、オーダーメードの治療が功を奏することがあります。なぜなら、同じ疾病障害でも、怒っている症状は訴えが、個性があり多種多様なのです。この多様性の時代に、治療や施術は、エビデンスにのみ基づき、この疾患にはこれ、この症状にはこれしかダメ、それでだめならあきらめてください、なんて、見合わないんじゃないかな?一般的な施術で、うまくいかない場合、あきらめるのではなく、今までに誰かがチャレンジしていない方法ででも、少しでも良くなる方法はないか?を常に考えていく必要があるのではないでしょうか?