マンパワー不足で社長が打つべき策とは

2022年05月19日 こころ院長ブログ

マンパワー不足の時、社長がまず打つべき手とは・・・、そう、求人。

求人にもいろいろあります。

紹介サイト、ホームページ、ハローワーク、協会、チラシ、新聞、ローカル新聞、口コミ、研究会・学会でのアナウンス、現行スタッフの人脈・・・。

そのなかで、どれが一番効果的か、考えつつ、うてる手をとにかく打ちます。

どれか一つでもうまくいけば、応募があるかもしれません。

その応募に対して、がっつかず、真摯に対応し、双方の合意のもと一人ずつスタッフを拡充していくわけです。

一度に大量にとにかく雇い入れて、残った人だけでいい、30人雇えば、2人くらい残る。これを10回繰り返せば、20人増える、と単純計算ではなりますが、そうはうまくは行かない、だって人間だもの。

最近の傾向として、一般企業の紹介サイトに登録していて、とにかく条件を入れたら、軟十件も紹介してくれる、一度、紹介されていったら、違約金が発生しない期間までに主労をして、すぐに次の紹介を求めて、別の企業に就職する、なんて旅人のような就労者が結構よく見かけます。アメリカならなじむのかもしれませんが、日本の企業には、まだまだなじみません。経済の方の評論家や教授たちは、日本が遅れている、それが当たり前だと、決めつけていますが、日本には日本の、日本人には日本人の特性があります。必ずしもワールド基準が日本に正しいとは限りません。欧米の個人主義がtって医的に歴史に中にある民族とついこないだまで和をもって尊しとなす精神で、集団生活を大事にしてきた民族とでは、大きく違うのではないでしょうか?ここ数十年で急に、そんなになじめるものではない。日本が世界にとんでもなく国として遅れているならいざ知らず、日本は、世界有数の経済大国であり、平和な国であり、諸外国人から行きたい国No1と言われる国であり、十分、独自の方法で成功した国でもあります。資本主義、自由主義の限界が言われる中で、その典型的な国である欧米のやり方にただ追随するだけでいいのかな?

いいたいことは、個人主義だけでなく、和をもっての集団主義も捨てないで合わせて、日本独自の方法にしたらいいんじゃないかなという事。次々と職場を変えてキャリアアップというのは、聞こえはいいけど、その実、その会社で長く働くだけの魅力がその会社に無いという事。会社を辞めてしまうのには未練が残るので、そこでもっと長く働きたいと思える会社にする必要がある。永久就職、とまでは行かないまでも、そこにいる仲間と会社と、末永く一緒に楽しく働けたらいいな、というような会社が増えれば、転職していく人の数は減るのかもしれない。転職は、その自分にとって長く働きたいなと思える職場を探すための旅であり、見つかればそこが終着駅となる、そんな意味合いでの転職なら、いいんじゃないかな?

大企業、中小企業には、それぞれの社会での役割があり、やりがいや仕事がある。ベンチャー企業 > 大企業・中小企業ではない。ベンチャー企業には夢がある、儲かるなどと、若者を扇動するけど、大企業だって、中小企業だって、それぞれのやりがいや夢がある、ぷプライドがあるし、給料だって多くも少なくもなる。注目を集める為なのか、過激な、決めつけのような発言をされる方がよくいるが、それぞれの立場の人の気持ちや考えを反映しているのかな?

だいぶ脱線しましたが、ここまできて、最初の方にあれ?と思わなかった社長、リーダーはダメですよ。

マンパワー不足の際に、まずすべきこと、考えるべきことは、求人ではないですよ。それをやっていたら、負の無限ループにはまります。一生、求人地獄から抜けられなくなります。後半で書いたことにつながりますが、マンパワーが不足しているときには、まずすべきことは、足元を見ることです。もう少し具体的に言うとすると、今いるスタッフがこれ以上辞めていかないように、これ以上マンパワーが不足しないように、労働環境や待遇の改善ができないか、何か問題点が無いか、あれば改善すること、会社の環境を整えていくこと。求人をいくらしても、さらにスタッフが減るようなら、意味がありません。まずは、今いる仲間の状態を見て、なにか困っていることは無いか、それは改善できないか、どうしたら、現在の仕事を維持・継続できるかを考えて実行し、しばらくは、今のままでも耐えられる状況をセッティングしたうえで、求人も行い、スタッフを拡充するのです。

減っては増え、減っては増えでは穴の開いたバケツリレーになります。まずは、バケツの穴を補修してから、バケツで水を汲みに行きましょう。

マンパワー不足の時に、社長がまずすべきことは、今いるマンパワーを大事にすること。