2022年04月14日 こころ院長ブログ
訪問看護師は引き続き募集しています。
訪問看護師は、他の法人の各事業所においても、定着しづらいところがあります。当法人では、初期メンバー3人とその後加入してくれた1名が定着していますが、その後、面接や体験、仮採用などに至ったスタッフの加入・定着はなかなか進んでいないのが現状です。
その理由はいくつかあるのだと思いますが、大きな理由は、訪問看護の現場の大変さ、大変そうに見える、ということにあると思います。
実際大変であることは、しょうがない。そもそも看護師という仕事が帆との命と向き合う責任ある、大変な仕事なのだから。そんなことは、病院勤務の時も一緒です。楽なわけが、簡単なわけがない。大きな病院に所属しないから、人間関係も楽で、現場で自分一人だから自由に楽にできる、なんてことはありません。
現場で一人になるからこそ、責任とストレスはかかります、一人で仕事をするからこそ、24時間365日の訪問看護サービスをするには、人と仲間と密に連絡を取る必要があります。
また、一人一人にかかる仕事や責任、信頼が、ナースステーションでのチーム看護をしている時とは少し異なる。だからこそ、患者さんやご家族、一緒に働く他事業所の方も含めた在宅医療介護スタッフとの間での関係性や信頼や感謝を受けたりすることでの、仕事の充実感、自己肯定感、自分が他者の高く評価される感覚などを受け、働き甲斐や満足、充実感も得られるのではないでしょうか。
訪問看護は、これからの時代、看護師の花形・中心業務の一つとなることは、ほぼ間違いないと思います。やるなら今です。
ただ、訪問看護における教育というものは、実は、系統だったものは、あまりなく、どこで受けられるの?何が正しいの?というところがあります。実際、日本中、多くの訪問看護ステーションがありますが、事業所ごとに全然違います。全然頼りにならない、患者さんに寄り添わない、患者さんの在宅生活をよくすることが中心ではなく、自分たちの都合が最優先、お金儲け主義なの?スタッフの待遇悪すぎない?いっつも人が入れ替わりしているよねぇ、何かあったときに全然頼りにならない、看護知識も介護知識も全然足りなくない?話が通じないんだけど??・・・・というような事業所はいっぱいあります。その反面、患者さん最優先、できることは何でもしてくれる、大変でもファーストコールですぐ駆けつけて、状態により、クリニックに連絡、協力依頼してくれる、あれやこれやの処置があってもすべて対応できる、患者さんや家族との信頼関係ががっちり結べる、ホウレンソウがしっかりしている、医療的な知識をしっかり持っている・・・・という事業所もあります。
訪問看護においては、医療的な知識が足りてないなぁ、と思うことが良くあります。実際、病院では科が限定されていますが、在宅では急にオールラウンドを求められます。もちろん得意不得意分野があって当然ですが、それを、一個一個経験し、教わりながら、網羅していくものです。それの分野や処置については、知らない、やったことが無いのでできません、と拒絶していたら、いつまでたっても一人前にはなれないんじゃないかな。
最低限の看護知識を身に着けたら、いつまでも病院にいたって、訪問看護師にはなれない。どこかで、訪問看護の現場に飛び込んで、そこで数か月~1年くらい日々、鍛錬する事でしか、今は訪問看護師になる為の訓練は受けられない。看護学校でも、大学でも、座学したって、ちょっとくらい研修っしたって、身にはならない。現場に飛び込むしかない。
訪問看護に興味があるなら、思い切って飛び込むしかない。飛び込む前に、仮想の準備をいくらしても、十分にはならないんじゃないかな。
ただ、飛び込む事業所は、ちゃんと選んだ方がいい。組織が大きいから、サテライトがいっぱいあるから、紹介業者から紹介されたから、広告でいっぱい募集しているから、そんなことで選んでも、いい教育は受けられないかもしれない。そのステーションが、ちゃんと患者さんに向き合い、少なくとも業務時間内は患者さんのことを第一に考え、看護しているのか、在宅看護を何とかしたいという熱い思いとしっかりした医療知識・看護知識を持って日々尽力しているところなのか、本当の意味での訪問看護をやっているところなのか、そういったことを調べて、あるいは体験して、まずは1年くらいはしっかり腰を据えて、修行してみることですね。
情熱もなく、ビジネスライクに軽ーくやっている訪問看護ステーションにはいって教わってしまったら、次に別のステーションに転職した際、自分の評価を貶めることになってしまいます。経験と知識で自分の力を付けること、それが、仕事を楽にする方法です。
当法人は、とにかく地域医療を、在宅看護を、ものすごく情熱を持って何とかしてあげたいという看護師ばかりが所属しています。クリニック付属であるため、そこまで在宅でやるの?というような猫社長からの医療指示を快く受けてもらったりもしているので、あまり軽い気持ちで加入してしまうと、情熱にあてられて、びっくりしたり、チーム結束力から、その輪に入りづらいのでは?という気持ちになったり、そんな医療的なことまで訪問看護で、自分ができるか不安になったりしてしまうのかもしれません。
でも、大丈夫です。最初はみんな、そんなもの。初めてのところに行ったら、誰でもそんなもの。スタッフは、信頼できる仲間をいつも心待ちにしています。だから、自分から拒絶しなければ、必ず、すぐにスタッフの結束力の輪の中にすぐに溶け込めます。みんな仲良しです。コミュニケーションが多く、カンファレンスや情報共有をしっかりするので、訪問看護といえど、一人ぼっちにはなりません。地域医療を、在宅看護をまっじめにやりたいと思っていれば、情熱も呼応します。医療的な知識は、ほかのステーションにいるよりも多くの種類のものを多くの頻度で見聞き体験できると思いますので、すぐに身について、どんどんスキルアップできるでしょう。どこにも行ってほしくは無いですが、どこに行っても恥ずかしくない、訪問看護師になれることでしょう。
今なお、訪問看護の依頼は、とどまることを知らずに舞い込んできています。看護の手を差し伸べてほしいという患者さんはいっぱいいます。が、現在のスタッフ数では、時に手が回らなくなるので、お断りしなければならない状況になってきました。
ぜひとも、もみじ台、青葉町、新さっぽろ駅近辺の地域医療を何とかする活動に参加したいという情熱のある訪問看護師さんの仲間を、引き続き、予定人数が集まるまで募集しています。
大事なことなので、定期的に、しつこいようですが、ブログでも募集記事を掲載します。
ハローワークにも募集を更新していますので、ハローワークを介して、または直接お問い合わせください。
良い仲間がそろえば、訪問看護といえども、しっかり週休2日制でお休みとプライベートの時間を確保する就労システムを当法人では用意しています。24時間265日耐性ですので、人数がそろわない事には、どうしても理想のシフトがまだ組めていない状況です。
目標は、まずは、ステーション専従の正規職員7人ですので、あと3人です。パートさんは、日中業務の分担には、一定数いてくれると非常に力になります。