2022年04月06日 こころ院長ブログ
訪問看護、在宅看護って、大変そう。
よく聞かれます。
そんなの大変に決まっておる。病院看護では、ナースステーションに仲間がいっぱいいる。こまったら、ナースコールを押せば、誰か来てくれる。詰め所に帰れば、相談すればだれかが協力してくれる。そういった意味では、訪問看護は、ほぼ一人で現場に行って、対応しなければならないので、責任感や知識や技術、経験などが必要となる。
大変に決まっている。
だからこそ、人一倍感謝もされるし、患者さんとの信頼関係も生まれる、やりがいもあるし、面白い。
そんな中でも、孤独にならないような工夫をすればいい。
当法人の訪問看護では、看護師一人一人の負担が減るように、患者さんをみんなで把握しカバーしあっている。時には、交代で行くことも。それにより、患者さんの看護や病状、事情など悩んでも情報を共有し、話し合っているので、誰に聞いても相談に乗ってくれるし、対応してもらえる。だから、孤独にもならないし、一人一人の責任の重圧もない。ないわけでははないが、少なくなる。
訪問看護=一人で何でもやる。。。そんなん、現実的には無理なことが多いでしょ。
それぞれの生い立ちや経験してきたことが違う。得意分野が違う。でも、病院の病棟のように何科の病棟とかなっていないので、あらゆる疾患に対応しなければならない。そんなものは、その都度、勉強し、経験しながら身に着けていけばいい。できる人に相談したらいい。医師に相談して教えてもらえばいい。日々成長していけばいい。
訪問看護をするにあたり、こんな経験をしなければならい、一人で何でもできなければならないなんてことは無い。そんなことをしていたら、年月ばっかり経ってしまう。
やりたいと思ったら、今がやり時。やりながら、覚えていけばいい。一生懸命やっていれば、そんなん、迷惑だなんて思うチームメイトはいない。
訪問・在宅において、楽な仕事、責任のない仕事なんてない。楽をしよう、自分の生活を第一に考えようと思うこと自体が間違い。まずは、患者さんが最優先。そのうえで、いかに工夫をして、交代で、自分たちの体や家族・生活を大事にできるように休みをしっかりとるのかを考えればいい。自分ありきで、待機はヤダな、残業はヤダな、重い病気はヤダな、認知症はちょっと、医療行為が多い疾患は看られない・・・・などなど、制限をかけてはいけない。在宅で診られない状態・診なくてもいい状態なんてない、だって、最期まで自宅にいたいという強い想いをもって在宅生活を送っている方がいるのだから。
だから、在宅看護・訪問看護のハードルって、高いと思われがちだけれども、実はそんなことは無い。勝手に自分でハードルを上げているだけ。大事なことは、在宅生活を送りたいと思っている方々の生活を本気で看護したい、してあげたいという想いがあるかどうか。知識やスキルに自信が無いから無理かも、なんてのは、言い訳に過ぎない。そんなもん後付けでもいい。後付けで経験して、教わって身に着けるだけの想いがあるなら、きっと大丈夫。優秀な訪問看護師になれるはず。
これからしばらくは、訪問看護の時代。黄金期に入るのではないでしょうか。ぜひとも、これから看護師の職務として、花形になるかもしれない訪問看護の世界に、勇気をもって踏み込んでもらえたら、その際に、訪問看護ステーション こころの仲間になってくれたら、うれしいなぁ、と思います。
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