2022年03月30日 こころ院長ブログ
日々雑感、にゃんこ秘書室、グルメ情報ねこまんま、不定期政治経済、地域医療について、DIY情報などに続き、不定期発信の新タイトルがついに連載開始。
いついかなる時に終了するかはわかりませんが。。。。本当に続くのか?
テーマ : 在宅医療・地域医療における訪問リハビリテーションについて
訪問リハビリテーションは、広く行われているものの本当の実力は発揮できていないことが多い。また、どのようなサービスであるか、どのような利点と欠点があるのか、ケアマネージャーですら、わかっていないことが多い。ましてや、患者さんやご家族が、知ることは難しいかもしれない。
しかし、地域医療、在宅医療においては、訪問リハビリテーションはとても重要で、このサービスを使いこなせるかどうかで、在宅生活の質は大きく変わる可能性があります。そのため、訪問リハビリテーションの良さを少しでも多くの人に理解してもらえるように、連載を開始したいと思います。一部、個人の見解などが混じっているかもしれませんが、ブログ発信ということで、ご容赦ください。
第1話
リハビリテーションをちゃんと診れる、指導できる、オーダーできる、評価できる医師は、非常に少ない。
リハビリテーションの専門医、認定医と呼ばれる医師のほとんどは、大きな病院にいる。入院・外来リハビリを担当しており、訪問リハビリテーションに多く携わることは少ない。そのほかにリハビリテーションに関わる意思としては、脳神経外科・神経内科・整形外科などの医師がいるが、在宅医療・地域医療をメインに行い市の中では、比較的少なく、リハビリテーションを得意とする医師となると、さらに少なくなる。
実際の地域医療・在宅医療の現場では、内科が主体となっているのが現状である。
訪問リハビリテーションや通所リハビリテーションは、主に地域医療・在宅医療の中に主戦場を置くのに、そこには、リハビリテーションに精通した医師は、少ないと言わざるを得ない。
在宅医療を担う医師ですらそういった状況であるのだから、在宅医療・地域医療におけるリハビリテーションの重要性や意義がいまだに十分に周知されにくいのも仕方がないことかもしれない。
しかし、リハビリテーションを行うことで患者さんのADLが改善したり、介護量が軽減すれば、必要となる入院費や治療費が軽減され、ひいては医療費全体の削減にもつながる可能性があること、医療経済の一筋の光明のひとつであることを知り、今はまだ、理解されなくて、近い未来で理解され、周知されるように布教活動を行うことをあきらめてはいけない。