2022年03月11日 こころ院長ブログ
対国でも、対会社でも、対人でも、話が通じない相手、己の利益を追求する相手、自分のことだけしか考えない相手とは、平和的な解決はできない。
そもそも、相当なリスクと非難を覚悟して、侵攻に踏み切ったロシアが、何の戦果もなく撤退することはあり得ない。そんなことをしたら、今の権力保持者は、権力が維持できなくなる。己の滅亡を意味するだろう。
だとしたら、たとえ、ボロボロになろうとも、戦果が挙がる可能性がある侵攻を辞めないのではないだろうか。
会談、交渉も、全面降伏以外はそもそも、まとめるつもりなどはないのだろう。
もうそんなに時間は残されていないのではないか。
キエフは今、合従軍に攻め込まれた秦の咸陽のような状態か。相手は合従軍ではなく、ロシア軍だが、その規模と戦力差は、それに近いか。
このままでは、じり貧で事実上の滅亡に追い込まれかねない。経済政策で、かなりのダメージをロシアに与えているが、それだけでは、ウクライナの滅亡を抑えられないかもしれない。間に合わないかもしれない。
戦争は望まない。やってはいけない。けど、守るときには、戦わないといけない。非暴力不服従という姿勢もあるが、現状、それでは、一方的に虐殺、虐待、搾取されるだけになってしまうだろう。
本格的な戦闘は、第3次世界大戦を招きかねないので、避けるべきだが、少なくともロシア軍が、キエフに戦力を集中できないように、四方八方に戦力を分散して、警戒しないといけないくらいの危機感をロシアに与えるような動きが国連・NATOに求められるのではないか。戦わなくてもいい、せめて抑止力が働くような、都合のいい作戦・戦略を立てる軍師は、NATOにはいないのかな