メディア・報道を鵜呑みにしない事

2022年03月08日 こころ院長ブログ

コロナウィルスについての報道・メディア・SNSの情報を鵜吞みにしない事をお勧めします。

小児や若者は、重症化しないから大丈夫、的な安易は情報を散見します。

重症化しないとはどういうことか、どれほどの人が理解しているでしょうか。そこを理解しないで、油断してはいけません。

時々、報道されていますが、国や都道府県で多少、基準がずれているようですが、大まかに言って、重症化=人工呼吸器・ECMOを使うレベル、ということであって、ICUに入床して全身管理されるレベルは中等症と考えられているようです。

そう考えると、若者や小児では、人工呼吸器やECMOを使うレベルまでの症状にはならない、つまり重症化しない、という事です。

一般の方々が、自分や家族が40度の発熱を出して、倦怠感、食欲ないよ、苦しいよ、と言っているのは中等症レベル以下、という事です。実感的には、重症です。

我が家も、コロナで全滅しましたが、ワクチン3回接種、2回接種、接種せずの3パターンで、接種回数が多い順に軽症でした。ワクチンの重症化のリスク軽減効果は、実証されました。

12歳以下の我が子は40度近い熱を出して、幻覚を見て、うなされ、飲食できない状態にまでなっていました。これを重症化しないから、小児や若者は大丈夫、と言えるのかな?今は、すっかり元気になっていますけど。何かの拍子に、歯車が狂えば、ほんとの重症になるかもしれません。

かなり、コロナの感染の勢いは落ちてきているようですが、第5波が落ち着いたころに比べたら、まだまだ、けた違いに感染数が多いです。超感染蔓延の状態が長く続いて、ものすごい感染者数の報道に、すっかり慣れてしまったせいか、だいぶ減ったねと、安心してしまう気持ちはわかりますが、まだまだ、感染は収まっていません。もう一息、最後の力を振り絞って、感染対策を緩めないように、お気を付けください。