その先の現場のことももう少し考えて・・・

2022年02月18日 こころ院長ブログ

保健所の業務が、通常業務を超えて過多なのは、わかります。

その改善のために、ちょくちょく、方針が変わります。コロナの届け出や報告の仕方やシステム、発熱患者の振り分け方などなど。

ある時突然、こうしてほしいと通達が来る、その後、現場からの声が上がり、やっぱりこっちでもいい、ところころ変わったりする。保健所で情報を整理するのに効率的で、簡単なのかもしれないけど、その情報を集める・送る為に、発熱外来レベルの現場では、より多くの時間と負担がかかり、時間外労働が圧倒的に増えることになる。保健所の時間外労働を減らすために、そこよりさらに最前線の時間外労働が増えるようなことも要求される。

できる範囲で、というなら、できる範囲で協力できるが、ある時急にこれで、といわれても、現場は常にオーバーワークでやっているのに、時間外労働だって、過労死レベルはこっちもそうなんだけど。さらに、こちらだけ、業務を増やして、協力しろと?

うーん。なんだかなぁ。もう少し、時間的な猶予とか、暫定的な何かとか、こちらにも選択肢が欲しいな。とくに、いまは、PCRの結果が翌日、翌々日になることがあるのに、その不定期の結果の連絡を受けて、勤務時間外に保健所に届け出の詳細な情報書類を作成して届けろってシステム、その人件費を時間外労働の増加については、現場負担でいいんでしょうか?

陽性になるならない関わらず、検査した段階で報告書をシステムに入れて、最後に陽性か陰性かのクリックをするだけ、とかのシステムとかにはできないんだろうか。保健所にしてもクリニックレベルの現場にしても、なんで、全部の場所でどんどん負担を増やさなければならないのだろうか。

あまりに、色々要求されると、いつか、もうやめよう。協力するのは辞めよう、という日が、来ないとも限らない。

我々は、もう、これ以上協力できないくらいに、2~3年、協力し続けて、もうくたくたになってきている。そこまで来ているんですけど。

と、たまに、暗い気持ちになります。