2021年08月24日 こころ院長ブログ
搬送先がない、満床だ、ということで、連日話題になりつつも、ニュースで、確保された病床利用率は60%前後、という報道も。???コメンテーターの先生の話を聞いても???現場では満床ベースですって???
この辺は、医療従事者である私もよくわかりません。病床確保されているということは、1床あたり1500~1900万円くらいの補助金がおりているってこと?でいいんですかね。その確保されている病床に、人手が足りないので受け入れられないから、そこは使えないから、現状のマンパワーでは満床ですってことなのかな?病床って、そこを管理する人も含めて確保するものではないのだろうか?ベッドがあっても、看護師や医師が不足していて使えないなら、そこは実質ベッドではない。政府や知事は、使えるか使えないまでちゃんと把握して、確認して、お金を出して、ベッド確保しているのだろうか。数だけ確保して、~県はすごいだろ、ではなく、ちゃんと使えるベッドを確保したのだろうか。もしくは、確保されたベッドが使用されている使用率の数字自体、性格なのだろうか。実際は埋まってしまっているベッドをカウントできていなくて、使用率を低く提示している可能性はないだろうか。救急病院の現場のスタッフは、一生懸命、命がけで働いてくれています。が、その思いと、病院を運営する側の人々、政治の人々との思いは、一致しているのだろうか。残り40%を使えるようにすれば、自宅療養中に亡くなる方の人数をZEROに近くできるのではないだろうか。受け入れまでに数時間~数日かかってしまう患者さんを減らするのではないだろうか。早く、稼働できないベッドの謎を、誰か解いてほしい。困るのは、いつも現場と患者さんである。