通所サービスの使い方

2021年02月24日 こころ院長ブログ

私の考える通所サービスの使い方は、何はなくともお風呂。衛生面をケアすることはとても大事。お風呂に入りに行くといっても過言ではないくらい。それと、社交性。家族親族以外の他者との交流、これは認知面や精神面においての影響は測り知れない。もう一つ忘れてはならないのは、介護者の身体的精神的リリース。介護者が、身体的・精神的自由になれる時間を確実に予定通り作ることと、介護している方の状態を他の人見せることで、おかしなこと、状態の変なことになっていないよね、みんなみてたよね、という連帯責任が生まれることで、心の負担が潜在的に減る、と考えます。が、今のコロナ状態ではデメリットが強くなってきています。一つに、コロナなどの感染症を不特定多数と接触することでもらってしまう可能性が、家にいるように格段に増えてしまう事。37度以上の発熱など、各事業所の規定の数値を満たしたら、サービスに行けない事、また一日中どのタイミングでも規定を満たしてしまったら、家に強制送還されてしまう事。なので、結局、大事な介護者の自由時間や精神的な開放、負担軽減は、できなくなっている。また、通えない・家に戻されるということは、状態が良くないということを突き付けられたということで、その状態で、家で家族だけでみなければならないという、いつもよりも重い精神的負担を背負うことになります。訪問診療に入っている方の場合、ご家族から施設に行けなかった、施設から戻された、ので往診してほしいという依頼が来ます。往診に行くことは、もちろんかまいません・・・が、何かひっかかる。施設で診ると危ないものをクリニックには家で診ろと?そもそも、状態が悪くて家にいる人の状態報告、訪問依頼が家族からくる?施設側から、こういう状況で返したので、こういう状態を考えているので、報告します、必要であればほ往診してください、というのが本来の筋じゃないのかな?熱が出たから駄目、返します。あとは知りません・・・・、というようにも見えなくもない。なんか冷たい気がする。もちろん、現場で、心配なら往診頼んだ方がいいよ、という優しい言葉をかけてもらっているかもしれません。どうなんだろう?発煙津患者さんの家に訪問する際は、一応、医師も看護師も、常にコロナではないのか、命がけで往診しているんです。患者さんはいいんです、来てくれて当然、と思っていただいても、ですが、ほかの事業所さんには、私自身も含めうちの子たち(スタッフ)の命がけを、安易な気持ちでとらえてほしくない。必要な医療、看護、リハビリだからこそ、うちの子たちにリスクを承知の上で、行ってもらったりしているんです。お願いしていってもらっているんです。最低限の情報とマナーは、守ってほしいと思いますね。おのが身と事業所の安全と利益だけを考えたサービス提供し、困ったことは丸投げすればいいと思っている事業所があるならば、考え直してほしいです。一人の利用者さんに、みんなが協力して、チームとなって支えるのが地域医療です。何事もない時期ならば、それでも大きな問題はなかったでしょうが、コロナのような世界的な感染拡大しているさなかでの国や地域、利用者さん、その家族などのことまで配慮しない行為は、別な意味での医療崩壊・介護崩壊につながると考えます。大分脱線しましたが、特定の事業所に対する批判ではありません。現在の在宅医療、介護に関係する方々に対して、時々思うことをただ持論で展開しただですので、お耳お目目汚しでしたね。