2020年09月23日 こころ院長ブログ
在宅で家族を介護し、ともに少しでも楽しく暮らすのをサポートするのに在宅サービスがいっぱいあります。それらをうまく利用することで、いい意味で介護は楽ができます。介護だからといって、自分を犠牲にして頑張りすぎなくてもいい、家族なんだから、ともに楽しく過ごせばいい。例えば、体が不自由でいつも手伝いが必要なら、訪問リハビリで体の動きを改善させれば、腰の痛みや疲労などの介護負担が軽減できるかも。食べさせるのが大変、誤嚥が心配なら、嚥下訓練をする、介助が大変なら、ヘルパーにきてもらう。身体的な不安があるなら、看護師に来てもらう。そもそも、仕事や自由時間、介護のことを考えない時間が欲しいなら、ディサービスやショートスティのお泊りなどを利用して、自分だけの時間を過ごしたり、仕事をしたり、旅行に行ったっていいです。お風呂のことなら、訪問看護の入浴介助や訪問入浴サービス、ディサービスで入浴してきてもらってもいい。朝から晩までディサービスに行き、夕方から朝までだけ、一緒に過ごしたっていいです。場合によっては、入所・入院して、家族の都合がいいときにだけ、外泊して家で共に過ごしたっていい。
在宅介護の形は、個々の家族で無限大。誰かが頑張りすぎる介護は、長続きしなかったり、苦しくなったり、せっかく自分の家にいるのになんだか楽しくなくなったり、居心地が悪くなったりすることがあります。どういった形での在宅介護がいいのか、お近くの在宅支援診療所や居宅介護支援事業所に相談してみたらよいでしょう。