医療機関・世間での認識のずれ

2020年04月27日 こころ院長ブログ

軽症~重症の認識のずれについては、最近よく報道されていましたね。検査についても、ずれがあります。抗体検査やPCR検査をとにかくいっぱいやってほしい。ドライブスルー検査、なんですぐにやらないんだ、などとコメンテーターがよく言ってますね。検査料金や人件費、そもそも人手不足の中、人材を投入するのも大変です。で、PCR(-)になったら、俺は大丈夫だったと、外出する人増えませんか?PCR(-)は決してコロナウィルス感染していないという免罪符ではありません。偽陽性・偽陰性は検査につきものです。PCR検査(-)で、偽陰性の方が、大腕を振って人ごみに飛び込んだら、感染爆発必至です。医療従事者は、概ねPCR検査を参考にしつつ、症状や病歴などから総合的にコロナウィルス感染を評価しています。私の場合は、まずコロナウィルス感染と考えながら、少しずつその疑いを晴らしていく感じでしょうか。結局、完全には払しょくできないことがおおいので、感染していると思っての拡散予防その他の指導、観察が必要になります。感染拡大防止のためには、過剰なまでの意識が必要と考えています。