医療・介護サービスの導入の仕方

2020年02月13日 こころ院長ブログ

以下は、私の個人的な見解です。

在宅医療・回復期リハビリテーションで12年やってきましたが、在宅生活を送るうえで必要となる介護・看護・医療サービスの計画の仕方についてです。

ほとんどのケースで、まずヘルパーを週1回から、訪問看護を1回から様子見て、後々、増回していく、リハビリは、必要なのはわかりますが、後々入れていく形でなどの計画が立てられます。

しかし、私のおすすめは逆です。

最初から安全に安楽にリスクを減らすために、必要十分のヘルパー・看護・リハビリを開始し、その後、能力や生活に応じて、サービスを変更・減量していくことをすすめます。

必要だと思われるサービスを入れるのは、できるだけ早い方がいいです。また、リハビリは週1回より2回のほうが効果的で、症状・リスクの軽減がはかれます。嚥下訓練などは、誤嚥性肺炎が起こってからよりも、起こる前に始めたほうがいいです。介護・看護も同様です。起こりそうな要因があるなら、起こる前に先手を打つべきです。

通所サービスなどは、後々、サービスの回数が増えと、本人に潜在的にでも自分の能力の低下を意識させますが、サービスが減ることは、逆に本人に他人の手をかりる回数が減るため、自分が良くなって来ているという印象を与えます。サービスは、開始しても増減・中止ができます。

これから、サービスを受けようと思っている方、計画しようというケアマネージャーさん、最初からFullのサービス導入から減らしていく方法をご検討されてみては、いかがでしょうか?